反り腰姿勢の特徴と修正

姿勢

反り腰姿勢とは、骨盤が前傾して腰が過度に反っている状態の姿勢を指します。具体的には、骨盤が前に傾き、腰椎(腰の部分の脊柱)が強く湾曲しているため、下腹が突き出し、背中や腰が反っているように見える姿勢です。

反り腰姿勢の問題点

  • 腰が過度に反っているため腰痛になりやすい
  • 骨盤が前方に傾き、お尻が突き出ているように見える
  • 筋バランスが崩れて下腹ぽっこりに見える
  • 前方重心のバランスを取ろうとして巻肩やストレートネックを併発

身体への影響

体幹への影響

スポーツをしたり、力を使って何かを持ち上げたりするような時、体幹=腹腔内圧(図のピンクの所)を使います。
本来あるべき姿勢を取っている場合、腹腔内圧を使って最大限に力を使えるのですが、反り腰姿勢の場合はそれを上手く活用できません。

スタイルへの影響

反った姿勢は、前重心で立ちやすくなり、頭からの重さを前腿で支える事になります。その結果、太もも前や外側が体格割に異様に発達して太くなっている事が多いです。
 その影響で太もも裏側(ハムストリングス)の筋力が弱くなり、連動して腹筋が弱まるので下腹がぽっこりします。

反り腰を治すにはどうしたらよいか

ピラティスで理想の姿勢に戻すことができます。

身体の筋肉バランスを見ると
● 鍛えるべき筋肉
 ハムストリングス、腹筋
● 緩めるべき筋肉
 大腿四頭筋(前腿)、背筋
主にこの観点からピラティスで筋力トレーニングを行っていきます。左の写真は、当ピラティススタジオに2年通っている方です。
まだ少し反っているのですが、骨盤の前傾している向きが少なくなりその上にある上半身のアラインメントも良くなっているのが分かります。

ピラティスではこんな動きをします。